新店カフェが続々オープンするなど、コーヒーを好む人々が爆発的に増えている中国。
膨大な人口を誇る中国での消費量が増えているとなると、今後のコーヒー豆の流通量に影響があるのではとも言われていますが、現在の主流は日本同様にカフェイン入りの一般的なもの。
一方、LAをはじめとしたアメリカの都市部ではカフェインレスが主流になりつつあるなど、カフェインの有無については国や地域によって好みが分かれている模様です。
そもそもカフェインフリーが流行している背景には『カフェイン=悪者』といったイメージが先行しているため。
確かに刺激物であるカフェインには”眠れなくなる・胃に負担がかかる・心拍数が増加する”といった作用がありますが、反対に”集中力を高める・運動能力を向上させる”といったメリットもあるのです。
そのため何でもかんでもカフェインフリーにするのではなく、TPOに合わせて上手に取り入れることがベスト。しかしながら、ここ数日のような猛暑の時期だけは少し摂取に気をつけた方が良さそうです。
というのも、炎天下のなかをたった10分歩いただけでもヒトの身体は約100mlの汗をかくと言われています。そんな身体がカラカラの状態のときに水分補給として利尿作用の高い緑茶やアイスコーヒーを飲んでしまうと、脱水症状になりやすくなってしまうためです。
ちょっと暑いのでカフェに入ってひと休み…とお店に入ると、ついついアイスコーヒーやアイスティーを頼んでしまいがちですが、身体の水分が失われた状態でカフェイン入りのドリンクは避けたほうがベター。どうしても緑茶やコーヒーでリフレッシュしたいということであれば、カフェインが抑えられる”氷出し”をマイボトルに持ち歩いてみてはいかがでしょうか。
氷出しの方法は至ってシンプルで、緑茶であれば急須などに茶葉を入れ、そこに氷を入れて溶けるのを待つのみ。
コーヒーであればドリッパーを2個用意し、まずはハンドドリップ同様にコーヒー器具にペーパーフィルターとコーヒー豆をセット。そこに少量のお湯を注いで豆を蒸らしたら、さらにその上にもう一個のドリッパーを重ねて山盛りの氷を入れるだけ。緑茶もコーヒーも夏場の室内であれば、3時間ほどでできあがります。
また氷出しはカフェインが抑えられるだけでなく、茶葉や豆の旨みや甘みが強調されて美味しくなるところもメリットのひとつ。
抽出に少々時間はかかりますが、この待つ間も楽しみとなるため、暑い夏こそちょっと贅沢にピュアハワイアンのお水で氷を作って、氷出しに挑戦してみてはいかがでしょうか。