朝起きたら肌がカサカサ…。もはや女性であれば、誰もが抱えるこの時期特有のお悩みではないでしょうか。
皮膚のうるおいは「皮脂」、そして角質層にあるバリア成分「MMF」と、角層を構成する角層細胞の間にある「細胞間脂質」の3つによって保たれています。
しかしこれらは乾燥によって水分量が減ってしまうため、空気が乾燥する季節になるとカサつきを感じるようになるわけです。
そこで活躍するものが化粧水や美容液といったスキンケア用品なのですが、3つの肌のうるおい物質を元気にしてくれる成分といえば、化粧品ではおなじみのセラミドやアミノ酸。乾燥するこれからの季節こそ、これら2つの成分が含まれたものにシフトするをおすすめします。
また少し時間に余裕があるときは、シートマスクでのスペシャルケアを取り入れている方もいるかと思いますが、実はこのケアには大きな落とし穴が。
ほとんどの方は夜のお風呂上がりに行っていますが、本当に肌のうるおいをキープしたいのであれば、シートマスクは”朝”が正解なのです。
というのも、夜にシートマスクをして肌が潤ったとしても、翌朝には結局洗顔をしてもう一度化粧水…という流れに。
もちろん、皮膚の再生活動を行ってくれる成長ホルモンが最も多く分泌されるのが寝ている間のため、夜のスキンケアもとても重要です。
けれども乾燥が気になるのは、寝ている間よりも日中のこと。ファンデーションが粉っぽくなっていたりと、鏡を見てげんなりするのは起きている時間帯ではないでしょうか。
そんな日中の乾燥肌対策としておすすめなのが、朝のシートマスク。
最近では朝専用のシートマスクも販売されていますが、特にこだわる必要はなし。先に紹介したように、セラミドやアミノ酸といった乾燥対策向けの成分を含んだ物であれば何でも良いのです。
「朝からシートマスクは少々面倒…」
と思うかもしれませんが、起き抜けに洗顔を行ったらそのままシートマスクをオン!少々不格好ですが、シートマスクを付けた状態で朝食や出かける準備など済ませ、シートマスクの成分が肌に浸透したところで朝のスペシャルケアは終了。シートマスクの成分を逃がさないようクリームやオイルで蓋をしたら、あとはいつも通りにメイクを始めるだけです。
朝の習慣をちょっと変えるだけで、化粧のノリも日中の乾燥もかなり予防することが可能。
ダマされたと思って、まずは明日から朝パックを始めてみてはいかがでしょうか。