ここ最近見かけることの多くなった透明飲料水。
乳酸菌飲料やミルクティーが透明になるなど、飲み物全般がサラッとした飲み口のものにシフトしつつありますが、これは日本に限ったことではありません。
イギリスやアメリカでは透明なコーヒーが爆発的にヒットするなど、世界的に飲み物は透明化の一途をたどっている模様です。
では、なぜこのような飲み物が世界的に人気となっているかといえば、背景には健康志向の高まりがあるとのこと。
砂糖が多く体に悪いといったイメージが強い清涼飲料水ですが、これを払拭したのがフレーバーウォーターやサラッとした味わいのクリアジュース。一見すると水を飲んでいるようにしか見えないため、オフィスでも堂々とジュースが飲めるといったところも人気を後押ししている理由のようです。
しかしながら、これら透明化された飲み物が健康的か…といえば微妙なところではあります。
フレーバーウォーターの多くは実は味はついておらず、果物などから抽出した香りによってその味を再現したもの。つまり甘みのついたフレーバーウォーターは、いわば香りのついた砂糖水だからです。
そのため水分補給として水の代わりに毎日飲んでいると、糖分過多となってしまうため要注意。フレーバーウォーターには清涼飲料水と変わらない砂糖が使用されているということを覚えておきましょう。
そんななか今年ヒットしたものが、健康的でありながら見た目のインパクトも強かった、タイ発のバナナ味のクリアウォーターです。
通常そのままジュースに加工しただけでは、スムージーのようにドロッとした飲み口になるバナナを、特殊な製法で水のようにサラッとしたジュースに仕立てたとあって話題に。しかも従来のフレーバーウォーターのように砂糖水に香り付けをしているわけではなく、原材料はバナナ100%と健康的なのです。
いくら栄養価が高いといっても、飲み口の重いバナナジュースは余計に喉が乾いてしまうため水分補給には向きませんが、ゴクゴク飲めるバナナクリアウォーターであれば、スポーツドリンクの代用品としても◎。
カリウムをはじめとしたバナナの栄養素もギュッと濃縮されているため、喉を潤すだけでなく栄養補給にもぴったりなのです。
またバナナ以外にも、果肉から滴り落ちる液体を集めたトマトのクリアジュースは、雑味がなく驚くほど上品とあってギフトにも人気の一品。これら栄養がギュッと詰まったクリアジュースは、食欲がないときや風邪でダウンしたときにも重宝するため、ストックしてみてはいかがでしょうか。