この季節になると、ドラッグストアやバラエティショップにずらりと並ぶハンドクリーム。
高保湿をうたったものや、リラックスできる香りのものなど様々ですが、あまりに種類が多すぎて迷ってしまうこともしばしば。なんとなく毎年同じメーカーのものを買っているという方も多いのではないでしょうか。
ですがハンドクリームは、実はどんな化粧品よりも入念に選びたいもの。顔はファンデーションやコンシーラーで隠すことができますが、紫外線を直接浴びるなど常に無防備な手は、顕著に年齢が現れるパーツ。
手をみておおよその年齢を判断している…といった営業さんがいるなど、手は実年齢を表すバロメーターなのです。
まずは選ぶべきハンドクリームですが、成分を大きく分けると、
・ガサガサ肌にオススメの尿素(ターンオーバー)
・肌色を良く見せてくれるビタミン(血行促進)
・徹底的に保湿をしたいときの油脂(保湿効果)
の3種類。
そのときの手の症状に合わせて、まずはこれらの成分を見て選ぶと良いでしょう。
そして肝心な毎日のケア方法はといえば、
”手の水はきっちり乾燥させて、すぐにクリームを塗る”
といったシンプルなもの。
水仕事が続くと塗ったそばからすぐにクリームを洗い流してしまうことになりますが、それでも一旦作業が終わったら手を拭いてクリームを。簡単ではありますが、こまめなケアがエイジング対策に繋がるというわけですね。
また意外かもしれませんが、手先を美しく見せるジェルネイルは、じつは手の老化を早めるのだそう。
ジェルネイルそのものは爪を美しく見せてくれますが、オフの際のアセトンは手のハリ感を失わせる原因のひとつ。長年続けていると指のシワがくっきり目立つなど”指年齢”を損なわせるとも言われているため、頻繁に行うのは避けた方がよさそうです。
家事や育児などの水仕事が増えると、どうしても手は荒れがちになりますが、毎日自分自身が目にするからこそ、綺麗に保ちたいもの。
主婦湿疹などひどい手荒れで悩んでいる場合は、自己流ケアを続けると亀裂ができたり年中かゆみや痛みを伴うこともあるため、たかが手荒れと侮ることなく病院へ足を運ぶことをオススメします。