東京では雨が続き、10月並みの肌寒さと冷夏が続いていましたが、8月下旬〜9月は平年並みの気温とのこと。寝苦しい夜がぶり返すかもしれません。
エアコンをつけっぱなしにすると、翌朝からだが怠い。かといって熱帯夜は寝苦しい…。そんなときに便利なものが水枕。
今では冷凍庫で凍らせて何度も使用できる”保冷剤タイプ”の冷却枕が主流ですが、おばあちゃん世代には懐かしい水枕が、ここ最近じわじわと注目を浴びているとのこと。
ということで今回は、保冷剤タイプよりも快適で、一度使うと手放せなくなる熱帯夜の必須アイテムをご紹介します。
スタンダードな水枕といえば、茶色い天然ゴム製のもの。病院では現役で活躍している水枕ですが、ゴム独特の臭いが気になるため、苦手という方も。
そのためここ数年、若い人にも人気が高まっているものが、シリコン素材の水枕。おしゃれな雑貨店でも売られているほか、ドットやストライプなどポップな柄が多く、色鮮やかなデザインが多いのが特徴的。ゴムアレルギーの方でも使用できる点も、評価が高いポイントではないでしょうか。
ちなみにスタンダードな保冷剤タイプの冷却時間は約10時間。水枕は数時間と、冷却時間は水枕の方が圧倒的に短いのです。
では、なぜ冷却時間が短い水枕が人気かといえば、その秘密は使い心地のよさ。
保冷剤タイプは使いはじめはカチカチに凍っているため、あまり快適ではありませんが、水枕は最初からやわらかく、しかも高さが自分で調節可能。
最初は難しいものの、慣れれば水や氷の量を調節して、自分の頭の形や高さに合ったオーダーメイド枕をつくることができるのです。
そんな水枕の基本的な分量は、
・400cc程度の水
・水枕の容量の半分〜2/3程度の氷
・ひとつまみの塩
です。
初心者の場合、冷たくしようと氷を枕いっぱいに詰めてしまうことがありますが、氷は時間とともに溶けるもの。気づけば枕が水でパンパンに膨らんでいた…なんてことのないよう、注意しましょう。
若い人には目新しく、高齢の方には懐かしい水枕。風邪で熱が高いときにも使用できるため、常備してみてはいかがでしょうか。