ビアガーデンにバーベキューと、外でお酒を飲む機会が増える夏。しかし”若者の酒離れ”や”宴会需要の低下”などで、居酒屋などの外食産業が低迷しているというニュースが話題となっています。
「仕事帰りにちょっと一杯…」といった光景は、もはやおじさんたちのもの。50代男性の半数近くがほぼ毎日お酒を飲む反面、週に3回以上お酒を飲む20代の男性の割合は20%弱。ビール業界の業績が不調と言われるのも、納得できる数字ではないでしょうか。
しかしながら週末限定でお酒を嗜む若者は4割ほどいるようで、なかでも家飲み率は9割以上。好きなお酒とおつまみを自分でアレンジして楽しみたいといった傾向が強いようです。
そんな家飲みが好きという方たちに、この夏ぜひともトライしてもらいたいものが、”Mixology(ミクソロジー)”。夏休みの自由研究の実験のように楽しめる最新カクテルを、みんなで楽しんでみてはいかがでしょうか。
ミクソロジーは、ロンドン・アメリカ・オーストラリアで大流行しているカクテルの形態で、mix(混ぜる)とology(論)を組み合わせた造語。
直訳すると”撹拌論”とちょっと小難しい印象がありますが、香料が使われたリキュールやシロップを使用せず、生のフルーツ・野菜・ハーブ・スパイスをスピリッツと組み合わせてつくる、いわば”フレッシュカクテル”がミクソロジー。
日本でも都市部を中心にミクソロジーを作る”ミクソロジスト”が在籍するバーが増えているなど、これからブームとなりそうなカクテルなのです。
そんなミクソロジーの醍醐味は、古典的なカクテルをフレッシュなカクテルへとリメイクできるところ。
例えば、今が旬の桃。桃のカクテルとしてはピーチフィズが有名ですが、このカクテルの基本レシピには
・ピーチリキュール
・レモンジュース
・グレナデン(ザクロ)シロップ
が使われています。
ピーチリキュールにもグレナデンシロップにも香料が使われていますが、これらを全て生のフルーツに変えると、素材の香りと味がダイレクトに楽しめる”ミクソロジー・ピーチフィズ”に。
グラスに桃・レモン・ザクロを入れてスプーンなどで潰したら、そこに氷・ウォッカ・炭酸水を注ぐだけと、レシピもとっても簡単なのです。
バーではエンターテインメント性を高めるため、ドライアイスなどが使われるようですが、家飲みだって負けてはいません。
ハワイウォーターの水素水サーバーを使用すれば、水素水ミクソロジーという変わり種カクテルもお手のもの。
この週末は旬の果物や野菜を用意して、みんなでミクソロジーパーティーを楽しんでみてはいかがですか。