冬も本番となり、毎日寒さと乾燥が続いている昨今。
化粧水やクリームで外からたっぷり保湿を行っていても、なかなか根本から肌が潤わない。
乾燥が原因で、小鼻の周りが赤くなったり口周りに粉がふいたりと、肌のバランスが崩れている。
このようなお悩みを抱えているのであれば、外から保湿成分を補うのではなく、細胞から潤う肌へと変えるといった新しいアプローチを試してみてはいかがでしょうか。
それを叶えるものが、今話題の”幹細胞”。
ノーベル賞で話題となった”ips細胞”も幹細胞のひとつなのですが、細胞を増殖・活性化させる機能を持っている幹細胞は、損傷した器官の細胞を再生させる機能を持ちます。
一般的な細胞は、抽出した部位の細胞としてしか働かず、心臓から抽出した細胞は心臓に、腎臓から抽出した細胞は腎臓にしかなりませんが、肝細胞は何にでもなれるといった”万能感”が最大の魅力。
そのため再生医療の分野でも使用されているなど、その力はお墨付きなのです。
そんな幹細胞を配合したコスメは、傷ついたり老化した肌細胞そのものを再生し、若返らせることが期待できるとのこと。
シミには美白化粧品、シワには保湿化粧品、たるみには引き締め化粧品と、これまではお悩み別に化粧品を選ぶことが当たり前でしたが、幹細胞コスメは全てのダメージに有効だとされているため、これひとつで健康的な肌へと導いてくれると言われているのです。
海外セレブの間では、この幹細胞を直接に肌に注入するといった美容法が既に人気とのこと。
日本でも一部の美容皮膚科などで、幹細胞を直接皮膚に塗布する施術が行われ始めているのですが、それをホームケアでも行えるものが幹細胞コスメなのです。
現在化粧品に使用されている幹細胞は、
植物由来・動物由来・ヒト細胞由来
の3種類。
どれも幹細胞には変わりないのですが、植物や動物由来の細胞はヒトの細胞とは仕組みが異なるため、まだまだ未知数の部分の多いとのこと。
一番肌に有効だとされているのはやはりヒト由来の幹細胞のため、結果を出したいのであれば何由来の幹細胞が使用されているかをチェックしましょう。
まだまだ一般的なコスメにはあまり配合されていない幹細胞ですが、コスメの集大成とも美容整形並みとも言われている話題の成分です。
来年には、爆発的なブームになっているかもしれませんね。