塩風呂で、残暑の疲れを癒そう

e97568c8b1759339c3081782f55d623c_s9月に入ってもまだまだ盛夏のような暑さが続いていますが、皆さんバスタイムはどのようにお過ごしですか?
暑くなるとシャワーだけで済ませてしまう方は多いようですが、暑い時期こそ”お湯に浸かる”ことで疲れた身体をケアできることは、知られるようになりました。

しかし、分かってはいるけれどもシャワーで済ませてしまう。このような方は、バスタイムがちょっと楽しみになる塩風呂に挑戦してみてはいかがでしょうか。

塩風呂という言葉はあまり聞きなれませんが、バスソルトと聞くとピンとくる方は多いはず。アロマの香りが広がるバスソルトは、見ているだけでもテンションがあがるおしゃれバスグッズですが、1回分で300円前後と、毎日使うには少々高いと感じるお値段です。
値段が高い理由は、アンデス産のピンク色をしたローズソルトや、インド産の黒いブラックソルトなど、粒が大きくて色味が美しいものが使用されているため。岩塩は日本ではほとんど採取できないため、バスソルトといえば海外産の岩塩が使用されているのです。1c5d38beeaf22094a1e9105fbc70653e_s

しかしながら、江戸時代の文献には塩風呂や海水を沸かした海水風呂といった文化が見られるなど、塩を利用した入浴法は、実は日本でも古くからありました。
「バスソルト=岩塩」といったイメージがありますが、同じくミネラル分が豊富な日本産の海塩でも、バスソルト同様の効果が再現できるのです。

そもそも塩風呂(バスソルト)が暑い時期に適している理由は、塩による発刊作用で血行を良くして自律神経を整えることで、暑さが原因のだるさや不眠などを改善するからなのですが、実は効果はそれだけではありません。
大量の汗をかきやすいこの時期、汗に含まれる皮脂汚れが毛穴の詰まりを悪化させてしまうのですが、塩風呂には浸かるだけでこれらが落ちやすくなるといったメリットが。しかも臭いも汗とともに流れ出ていくので、汗の臭いが気になる方こそ塩風呂はおすすめなのです。

e4d15243f58c478fd07d5d8ce7c0066a_s塩風呂に使う塩は、より美容効果を高めるためにも、原材料が海水と書かれた海塩がおすすめ。安いものであれば1キロ100円程度で売られているので、コスパは最強です。

量の目安は、初心者であれば握りこぶしで一掴み程度。なかには1回のお風呂で1キロ以上使う方もいるようですが、肌がヒリヒリするなど合わない場合もあるので、まずは一掴みから。慣れてきたら徐々に量を増やし、さらに慣れてきたらその日の身体の状態に合わせて調節するなどしてみましょう。
運動を行った日や、暑いなか歩き回って身体がクタクタという日は、どっさり塩を入れてみることをおすすめします。

また塩だけでは味気ないという方は、その日の体調や気分に合わせてチョイスしたアロマオイルを混ぜてみても◎。毎日違ったバスタイムを楽しむことができるので、飽きずに塩風呂が楽しめるかもしれませんね。

※塩は錆びの原因となるため、入浴後はすぐにお湯を捨て、真水で綺麗に掃除してください。