室内の湿度は60%程度が快適ということは、良く知られているのではないでしょうか。
気象庁が発表する過去の統計を見てみると、11月の平均湿度は58%・12月は52%と、やはりこの時期からだんだんと肌や喉に厳しい湿度となってきます。
そんな冬のマストアイテム加湿器ですが、なかには使用上注意が必要な種類があることをご存知でしょうか?
加湿器は大きく「加熱式」と「非加熱式」があり、過熱式は
・スチーム式
・ハイブリッド式
非加熱式は、
・超音波式
・ヒーターレス式
があります。
日本製の商品ではヒーターレス式はほぼ販売されておらず、超音波式が非加熱式加湿器の主流。
つまり購入の際に「超音波」と記載されたものには注意が必要なのです。
というのも、室内の湿度を上げることは風邪やインフルエンザの予防に繋がりますが、最近ではこの非加熱式の加湿器による「加湿器肺」という病気が問題となっているからです。
加湿器肺とはアレルギー症状の一つであり、加湿器内の汚れたタンクにカビや雑菌が繁殖することで起こるもの。
汚染されたタンクに入れられた水を加熱せずに室内にそのまま噴霧することで、部屋が菌やカビまみれになることで起こる病気なのです。
もともと加湿器のタンクは汚れやすいため、こまめな清掃が必要。
説明書にもそのように記載されていますが、多くの方はタンクの水が無くなるとタンクを清掃せずそのまま水を足してしまっているのではないでしょうか。
また超音波式は価格が安く、音が静か。さらには加熱しないためやけどの心配がなく、ペットや赤ちゃんのいるご家庭向きなだけでなく、デザインが豊富ということで静音性・価格・デザインを重視の方たちに人気の模様。
しかしこまめに清掃を行わないと、鼻水や喉の痛みなど風邪に似たアレルギー症状を起こすだけでなく、最悪の場合呼吸困難に陥る可能性もあるのです。
このようにちょっと恐ろしい超音波式加湿器ですが、最近では加湿器専用の除菌剤も販売されています。
天然成分を100%使用した安全な商品もあり、消臭効果を持つものもあるため、お子さんやペットのいるご家庭は「超音波式+除菌剤」を併用すると良いのではないでしょうか。
また、空気清浄機に加湿器が搭載された商品もあり、これらは水を除菌してから噴霧するため、非常に衛生的です。
さらに今年は掃除機で有名なダイソンから、除菌機能を搭載した加湿器が登場しました。
価格は6万円強と高価格帯ではありますが、99.9パーセントの除菌率となると気になる商品ですよね。
ちなみにハワイウォーターも99.9パーセントまで不純物を取り除いたピュアウォーター。
加湿器もお水も、本当に衛生的なものをしっかりと選びましょうね。