肌の潤いを守る!ヨーロッパ式洗顔法

数年前から女優さんや美容家の方などが実践しているとあってじわじわ人気となっている「ヨーロッパ式洗顔法」。
硬水のために石鹸が泡立ちにくいヨーロッパならではの洗顔方法で、別名「フランス式洗顔法」とも呼ばれている洗わない洗顔方法です。

basic skin-careベーシックなやり方としては、クリーム(ミルク)クレンジングで化粧を浮かせてふき取った後、化粧水など普段の基礎化粧品をつけていきます。クリーム+化粧水で肌はかなり潤いが保たれるので、洗顔後肌が突っ張ることがありません。
入浴後の毛穴が開いてメイクが浮き上がった後に行うと、綺麗にオフすることができます。

そもそも洗顔後に感じるお肌の突っ張りは、洗うことに原因が。
お肌表面の角質層には”細胞間脂質”と呼ばれる天然の保湿剤があり、さらに肌表面では油分の膜が水分の蒸発を防いでくれているのです。

しかし洗顔料を使用してしっかりと水で洗い流すことで、これら天然の保湿成分もきれいサッパリと洗い流されてしまいます。
だからすぐに化粧水や乳液でお肌の水分が蒸発しないよう「人工の蓋」をする必要があるのですが、ヨーロッパ式洗顔法はそもそも洗わないため、これら天然の保湿剤を失わない方法なのです。

ヨーロッパ式洗顔法は特に乾燥肌の人におすすめですが、ふき残しが吹き出物や毛穴の詰まりといった肌トラブルの原因にも。敏感肌や油性肌の方は徐々にお肌の状態を見てから試す他、これから紹介する「ヨーロッパ式洗顔法初心者」でもトラブルの起こりにくい専用商品を使用してみてはいかがでしょうか。

まずは創業が1934年と、おばあちゃん世代にも身近な企業である「ロゼット」が販売する洗わない洗顔のススメシリーズ。
こちらは乳液タイプとオイルバームタイプがあり、優しくメイクオフしたい際には乳液を、ウォータープルーフタイプのメイクをしっかりオフしたい際にはバームタイプがおすすめです。
無鉱物油、アルコール・シリコンフリーで肌に優しく、30代以上の大人の肌をターゲットにした商品となっています。france

そして意外にもプロのメイクさんに人気の商品が、こちらも老舗ユニリーバの商品である「ポンズ」のふき取るコールドクリーム。
舞台メイクも落とす強力な洗浄力が人気の秘密のようです。

その他にも、本場フランスでも使用されている「ソワン・ドー」は、肌と同じ弱酸性であるバニョールの天然水を使用しており、敏感肌の方でも使用可能。
ジェルタイプのふき取りローション・保湿クリーム・美容液とライン使いもできるので、しっかりヨーロッパ式洗顔を取り入れたい方向きの商品ではないでしょうか。

もちろんこれらの商品以外でも、皆さんが愛用している基礎化粧品を組み合わせて、独自の洗わない洗顔セットを作っても◎。
まずは今日か明日のお風呂上がりにでも、洗わない洗顔にチャレンジしてみませんか。