湿度を上げた水拭き掃除で花粉を撃退!

cedar厳冬から始まった2014年。
やっと暖かくなりはじめ、春の足音も聞こえてきました。

北海道・東北地方ではもちろんまだまだ暖房器具は手放せませんが、それ以外のエリアであれば、4月にはヒーターなどを片づけようと考えている方も多いのではないでしょうか。
また、ついでにとヒーターとともに加湿器も収納してしまう方が多いのですが、もし家族内に花粉症の方がいるのであれば、少し待ってください。

気象庁のデータによると、12月~4月までの都心の最小湿度は約15パーセント前後。
湿度25%を下回ると火災が発生しやすくなると言われていますが、それよりもはるかにこの時期の湿度は低いのです。

気温が上がり暖かくなると、体感湿度も高く感じがちですが、実は湿度はまだカラカラ。
そのため加湿器をしまうには、時期尚早なのです。

souji空気中に浮遊する物質のなかで花粉は重いことが良く知られていますが、例えば高さ25mの杉から放出された花粉は、30分程で地面に落下します。
つまりは、窓から風に乗って侵入したり、洋服に付着して持ち込んだ花粉は、人の動きが無い夜寝ているうちに、全て床に落ちているのです。
ただ、朝起きると人の動きによってまた花粉は舞い上がって空気中に浮遊します。
そのため花粉に重みを持たせるためにも、花粉症の方はこの時期こそ加湿器をフル稼働させるべきなのです。

そして重要なことは、掃除の手順。
掃除機をかけた後に拭き掃除をする方法が通常ですが、花粉対策としては、この反対が正しい順序。
湿度を含み重くなった花粉を、まずは水拭きしてから埃は掃除機で吸い取りましょう。

また、花粉が付着したまま落ちにくい場所の一つがカーテン。
最近では花粉を固めて落とすスプレーなどが販売されていますので、それらを水拭き前にカーテンに散布してから掃除を始めると、より効果的です。

ドラッグストアなどで購入可能な商品としては、「クイックル・ハウスダスト除去スプレー」や「アストロン・花粉ハウスダストクリーナー」。
ネットやバラエティショップで購入可能な「ボレノン・エアクリーナー」は、少々高めの価格ですが、マスコミで紹介され人気となっている商品です。curtain

その他にも注意する点として、掃除の時間帯が挙げられます。
花粉が一番多く飛来する時間帯は昼過ぎから夕方のため、窓を開けながら掃除機をかけたいのであれば、この時間を避けた方が良いでしょう。
また、床に溜まった花粉を根こそぎ除去したいと考えるのであれば、朝一番か外出先からの帰宅後すぐに掃除をすることをおすすめします。