北極と南極の氷で楽しむリッチなドリンクタイム

82f3e83ecd77ffadee0b3aa9dda46ae1_s暑さ本番となると、普段よりも欲しくなるものが冷たいドリンク。
そんな冷たいドリンクに欠かせないものといえば”氷”ですが、普段皆さんはどのような氷を使っていますか?

水道水をそのまま凍らせたりミネラルウォーターを凍らせたりと、様々な水を使って氷を作っているかと思いますが、自宅で氷を作るとどうしても白い結晶ができてしまいます。
これは主に水に含まれているミネラル分や気体といった不純物の集まりで、冷やされて氷のなかに閉じ込められると白くなるのです。

お店で売られているような氷にこのような白い部分はありませんが、それは人工的に透明な氷を作り出しているため。
気体に含まれる不純物を気体を利用して徹底的に取り除いたり、ハワイウォーターのような不純物を含まない純水を使用したりと、あの一粒には様々なプロの技が詰め込まれているのです。

では、人工的にしかあの透明の氷は作ることができないのかといえば、そのようなことはありません。a692ce3c1fed33713c26759e92eba3a7_s
人の手を使わずとも透き通るほど透明な”世界一綺麗な天然の氷”があります。
それが、北極と南極の氷河の氷。
人がまだあまり踏み入っていない北極と南極は、大気も水もほぼ太古のまま。
だからこそ気体にも水も不純物が少ないため、天然の透明な氷ができあがるのです。

北極と南極の氷は、数億年という気が遠くなるほどの時間をかけて作られた貴重な骨董品。
どんな味なのか興味がある方も少なくないでしょうが、実はこれらの氷は、通信販売で購入することができるのです。

氷の値段はロックアイス程度の大きさで、約500円。
透明の氷が1キロ約200円で売られていることを考えると、かなりの高級品ではありますが、世界でも類を見ない天然の透明な氷とあって、それだけの価値はあります。

しかも南極の氷の場合、非常に細かな気泡が氷に閉じ込められているのですが、これはなんと1億年以上も前の空気。
ドリンクに氷を入れると、微炭酸のようにパチパチと弾けて、1億年前の空気がドリンクの香りを広げてくれるのです。

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また、北極は海の上に氷が浮かんでいるだけなので、氷はいわば塩水の塊。
ドリンク用として販売されている北極の氷は、海水がしみこんでいない表面の部分を採取しているようですが、若干の塩味が感じられるとのこと。
塩味がマッチしそうなドリンクを選ぶと、これまた太古の塩を楽しむことができそうです。

ウィスキーなど大人の飲み物に最適なだけでなく、夏休みの自由研究などで子供と一緒に勉強がてら楽しむこともできる北極と南極の氷。
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。