昨年あたりからじわじわと人気を博してきた深海魚。
深海魚とはそもそも深海200メートルよりもさらに深い場所に住む魚のことを指すのですが、光の届かない深海は、未だ宇宙よりも謎と言われるほどなのです。
これまで私たちが目の当たりにしてきた魚とは一風違う、グロテスクかつ愛嬌のあるフォルムの深海の生き物たち。
ヒトの顔に似た魚やUFOの形をした魚など、とにかく形が面白いことから深海魚のぬいぐるみなどは、生産が追いつかないほど子供に大人気。
しかも子供だけでなく「キモカワイイ」ジャンルとして大人の女性にも人気となっているのです。
ブームの火付け役となったのは最大で20メートルもあるといわれているダイオウイカ。
テレビで発見されるや否や人気となり、昨年博物館で行われた深海展は長蛇の列となりました。
そんな深海魚ブームは今年もまだまだ続いているようで、様々な場所で深海魚が楽しめるとのこと。
まずは、今すぐに深海魚が楽しめるスポットを幾つかご紹介しましょう。
最初に紹介するスポットは、深海魚専門の水族館として2011年にオープンした「沼津港新海水族館」。
こちらは深海ファンでなくとも有名な深海魚スポットであり、目の前に広がる日本一の水深を誇る駿河湾では、度々深海生物の調査が行われています。
そもそも深海魚の飼育自体が非常に難しいため、このように深海専門の水族館は世界的にも珍しいもの。
そのため徹底的に深海魚を楽しみたいのであれば、こちらの水族館しかありません。
また、貴重な生冷凍のシーラカンスが展示されているなど、深海好きにとっては何度も足を運びたくなるスポットとなっているようです。
そして本格的に深海魚を楽しみたいのであれば、ダイビングもおすすめ。
水深の深い駿河湾・相模湾周辺が深海魚を楽しめるダイビングスポットであり、4日間あればスキューバダイビングの認定証を取得することが可能です。
深海魚を楽しむために思い切ってライセンスを取っても面白いかもしれませんね。
その他既に終了してしまったイベントではありますが、「京都水族館」では深海魚の常設展示は行っていないものの、先日京都大学の研究チームによるリュウグウノツカイとユキフリソデウオの公開解剖が行われました。
また「ヨコハマおもしろ水族館」では、オオグソクムシやシンカイザメを食べるイベントが行われるなど、深海ブームはまだまだ続きそうです。
今後も同様の公開実験や面白い試みが各地で行われるかもしれないので、随時水族館などのホームページなどをチェックしてみると良いかもしれませんね。
その他、「葛西臨海水族園」・「海遊館」・「東海大学海洋科学博物館」などでは深海魚が常設展示されていますので、気になった方は次のお休みにでも足を運んでみてはいかがでしょうか。