数年前から夏の節電対策の一つとして「グリーンカーテン」が人気となっています。
ホームセンターでは5月になるとグリーンカーテン用のツル植物のポットが販売されますが、毎年人気ですぐ売切れてしまうとのこと。
エコなだけでなく、ゴーヤやきゅうりなどを収穫する楽しみも増えるとあって栽培する方たちが増えているようですが、今からでも十分グリーンカーテンづくりが間に合うことをご存知でしょうか。
育てる植物によって植える時期は異なりますが、5月中旬~6月上旬までが植えるベストシーズン。
最近では10月頭まで残暑が続くことから、長い時期カーテンの効果を得たいのであれば、6月上旬に植えることがおすすめです。
しかし園芸初心者の場合、水やりのペースがわからなくて枯らしてしまったり、害虫駆除に悩まされたりするもの。
そんな方たちに今人気となっているのが、水耕栽培のグリーンカーテンなのです。
水耕栽培自体、世界的に人気が高まっており、「hydroponic」と呼ばれ、室内で植物を栽培する方たちも増えています。
土を使用しないため汚れず、害虫による被害もなし。
しかも電気で自動的に管理できることから、夏休みの帰省や旅行の間に植物が枯れてしまうといった心配もないのです。
さらには水耕栽培の成長スピードは、土の栽培の約2倍。
今からでも十分すぎるほど間に合うだけでなく、しっかり成長するため、窓一面を覆うような立派なグリーンカーテンが比較的簡単に出来あがるのです。
なかでも水耕栽培をオススメしたいのは、マンション・アパート住まいの方。
集合住宅のベランダは狭く、風で土が飛ぶと近隣の方に迷惑をかけることとなります。
しかし水耕栽培なら土は不要で、大きなプランターも必要なし。
最近ではマンションに特化した直径40センチほどの小さなキットも販売されており、人気となっているようです。
ただし水耕栽培のキットは土耕栽培と比べると、初期費用が割高。
土の場合は、プランターと土と必要であれば栄養剤を購入するだけなので、せいぜい数千円程度でグリーンカーテンづくりが始められます。
しかし水耕栽培の場合は、電気で動く専用の栽培キットを購入する必要があるため、最低でも1万円はかかるのです。
初期費用が高いのは…と思う方もいるかもしれませんが、水耕栽培は成長が早いだけでなく、長い間収穫を楽しめるといったメリットも。
そのためキットを1つ購入するだけで、びっくりするほど野菜が収穫できるのです。
初期費用は少々かかりますが、手間や収穫量などを考えると土よりも割安。
今からでも始められるグリーンカーテンで、少しでも涼しい夏自宅を始めてみませんか。