冬の新作コスメが出そろい、クリスマスコフレの予約が始まるこの季節。そろそろファンデーションも”冬物に衣替え”する時期ですよね。
冬場は油分や水分が多く含まれるリキッド・クリームタイプの方が、パウダータイプよりも人気ですが、じつはリキッド・クリームタイプの方がじわじわと肌を乾燥させるかもしれないのです。
というのも、水と油を混ぜ合わせるために使用される「合成界面活性剤」は、リキッド・クリームタイプの製造過程では必要不可欠な添加物。ファンデーションに限らず洗顔料やリップクリームなど、ありとあらゆるコスメに多用されていますが、使い続けるとお肌のバリア機能を壊し、乾燥肌・敏感肌を招く可能性があるとも言われているのです。
つまり、水分・油分を含むリキッド・クリームタイプのファンデーションを使用しても乾燥肌が気になる理由。それは、ファンデーションに含まれる成分そのものが、乾燥を引き起こしているからかもしれないのです。
だからこそ、この冬乾燥肌の方に試してもらいたいものが、シンプルなミネラルファンデーション。
数年前より自然派コスメとしてファンデーション市場で人気となっていますが、もともとは手術痕や火傷痕をカバーするために生まれたもので、原材料は天然ミネラル(鉱物)のみ。
「合成着色料・タルク・賦形剤・鉱物油・合成香料」を含まないことが条件など、傷跡につけても問題ないほど肌にやさしい点が、ミネラルファンデーションのポイントです。
しかしながら現在日本で製造・販売されているミネラルファンデーションには、明確な定義はありません。ミネラルが少量でも配合されていれば”ミネラルファンデーション”と唱って販売されているので注意しましょう。
また合成界面活性剤と同様に、タイプを問わずどのファンデーションにも使用されている「酸化チタン」も、チェックすべき原材料のひとつです。
活性酸素を含む酸化チタンは、肌の酸化を招く原因のひとつと言われているため、表面をコーティングするなどの加工が理想とされています。
ミネラルファンデーションの主成分としても使用されていますが、”ホンモノ”であれば、コーティングや活性酸素を発生させないための加工が施されているはず。その反対に、安価なコスメにはノンコーティングの酸化チタンが使用されているのです。
コスメを選ぶ際の基準をアンケートしたところ、
・雑誌やCMで話題だから
・パッケージがかわいいから
・コストパフォーマンスがいいから
といった意見が多いのですが、たまには成分や製造方法にも目を向けてみてはいかがでしょうか。もしかすると、肌の調子がグンと良くなるかもしれませんよ。