九州をはじめとした西日本では、例年より8日早く梅雨入りしたとのこと。5月の梅雨入りは2013年以来で、ジメジメとした気候が長らく続きそうです。
ハワイウォーターが生まれるハワイ州の気温は30度前後ですが、常夏の楽園と言われるように、カラッとしていて過ごしやすいリゾート地。
では、なぜ似たような気温の日本の初夏がこれほどジメッとしているのかと言えば、ひとつは盆地が多い地形であること。そしてもうひとつは、言わずもがな梅雨があるため。年間の天気を振り返っても、3日に1度は雨が降っている日本は、気温が上がればあがるほどムシムシするのです。
なかでも世界的観光地”KYOTO”は、日本の夏、一番過ごしにくいと言われている場所。
盆地であることに加え、奈良方面から吹き下ろすフェーン現象の暖かい風によって気温は上昇。さらには南からのモンスーンによって湿った空気がもたらされるという、湿度と温度が上がる”不快な条件”が揃っているからです。
しかしながら、最も平均湿度が高いのは、京都ではなく国の天然記念物である湿原広がる釧路地方。
ヒトが「不快だな…」と感じる夏場の湿度は75%ですが、釧路の平均湿度はなんと約90%。
にも関わらず京都より過ごしやすいと言われているのは、夏場でも気温が25度程度のため。つまり、湿度もしくは温度が低ければ、体感温度や不快度は下がるというわけです。
ただ、過ごしやすいと言われている釧路であっても、湿気との闘いは避けては通れない様子。
建築物衛生法では、湿度が70%を超えると建物にカビが生えやすいとしていますが、釧路ではクローゼットの洋服や小物がカビだらけ…というのはさほど珍しくないのだそう。そんななか、ブーム再燃の兆しを見せている天然の吸湿剤が、釜で竹を3日以上いぶして作られる「竹炭」です。
吸湿・消臭効果のある備長炭を取り入れたインテリアはかつて人気となりましたが、表面にミクロサイズの無数の孔ができる竹炭は、炭の中でも吸湿効果はダントツ!
昨年あたりから、植物をあしらった「モダン・ボタニカル系」や、柄と柄を合わせた「Tacky系」などのインテリアが流行ですが、シンプルな竹炭はどんなスタイルにもマッチ。
インテリアに合わせた器に置くだけで、部屋のジメジメを軽減させてくれるとあっておすすめです。
また竹炭は吸湿効果だけでなく、切り花の鮮度を保つ効果やガーデニング時の肥料など、用途が幅広いところもブーム再燃のポイント。今どきのグリーンインテリアを目指すなら、まずは竹炭を取り入れてみませんか。