地球の息吹を見て感じとることのできる世界有数の楽園、「神々の島」とも呼ばれ神話が数多く残り独特の文化をもつハワイ諸島。
ハワイ諸島は日本から南東に6400kmほど離れた太平洋の中央に位置しています。地球のホットスポットにあたると言われているその場所は500万年ほど前に海底からマグマの大きな噴火により誕生しました。
最初にできたのはカウアイ島、それから460万年もの気の遠くなるような歳月をかけて海底の噴火によって大小8つの島から成るハワイ諸島ができました。そして最後にできたのがハワイ島です。
カウアイ島が一番北に位置し、その隣にニイハウ島、オアフ島、モロカイ島、ラナイ島、マウイ島、カホオラヴェ島、そしてハワイ島と一列に並ぶように連なっています。ハワイ諸島はプレートに乗るように島ができましたが、このプレートは西に移動しています。その上にあるハワイ諸島は現在も少しずつ西に移動し続けています。
ハワイ諸島の気候はそれぞれの島により違いもありますが平均的には24℃前後。湿度が低くカラっとした爽やかな空気の心地良さは「常夏の島」と呼ばれるほど過ごしやすい気候です。日本で24℃というとちょうど初夏の頃にあたります。スコールもありますが、たいていは1時間ほどと言われています。そんな時は軒下の雨宿りを楽しみましょう。新しい出会いが待っているかもしれません。
ハワイ諸島は四季はなく夏季と冬季に分かれ、冬季の間に雨季があり気温が15℃くらいまで下がる時期もあります。オアフ島コオラウ山脈の東側など島の北東部は、偏西風や山脈の影響を受けて雨の降りやすい地域です。その反対の南西部はさわやかな風が吹き、雨も少ない為リゾート地として発展しています。
美しいビーチの多いハワイ諸島は行く先々で趣の違うビーチに出会うことができます。真っ白く細かなパウダーのようにさらさらとしたビーチから赤や緑、黒い砂など砂浜の色も様々。激しく打ち付ける波もあれば鏡のように凪いだ海面の穏やかなビーチ、海の色合いも深い青から碧、ターコイズブルーへと微妙な色合いが重なり合い私たちの目を楽しませてくれます。
リゾート地から歩いて行けるほど近くて有名なワイキキやサーファーの聖地ノースショアのある美しいワイメア湾。オアフ島ハナウマ湾ではゆったりと海の散歩を楽しむウミガメに遭遇するチャンスも。早朝のダイビングでウミガメから近づいてきてくれることもあるそうです。
美しい自然の風景とは対照的に「地球の猛々しい火山活動を目の当たりにする」貴重な体験ができるハワイ島火山国立公園、噴火の爆発で山頂部分が吹き飛んで真っ平になってしまったダイヤモンドヘッド、ハワイのグランドキャニオンと呼ばれるカウアイ島ワイメア渓谷など地球の息吹や雄大さを肌で感じさせてくれます。
観光・ショッピング、アクティビティ、アドベンチャー、リラクゼイションにどんなことにも応えてくれるハワイ諸島は訪れる度に新しい発見や感動を与えてくれることでしょう。